|
岸川美好 嬉野市長への挑戦
私は、次の嬉野市長選に立候補致します。
前回(平成30年1月)に行われました嬉野市長選に立候補致しましたが準備不足の為に残念ながら落選しました。その後、自分なりに嬉野市の現状を知り、このままでは、大変な事になると思い、今回再び立候補の決意を致しました。
私は昭和23年山口県の宇部市で生まれ、昭和44年(21歳の時)に、縁あって嬉野町に来ました。
当時の嬉野町はとても活気があり、旅館も大小合わせて60軒以上あり、本通り商店街もとても賑わっていました。ところが、現在は以前の活気ある嬉野町の面影はまったく無くなり、本通り商店街もシャッターが閉まったお店が増えており、とても寂しい思いをしています。
平成18年、嬉野町と塩田町が合併して嬉野市が誕生しました。
当時は、嬉野市の人口も3万人を超えていましたが、現在は26350人に減り、4000人も減少しました。嬉野の主要産業の観光事業も低迷し、宿泊施設も以前に比べて半数以下になりました。しかも地元のオーナーが倒産して、県外の経営に成っている宿泊施設が半数以上あります。
この様な自体を招いた原因は、いろいろあると思いますが、一番の原因は、町の経営をつかさどるリーダの政策の誤りではないかと思います。
市や町の発展は会社の経営と同様です。市長は会社で言えば社長です。その社長が会社の経営をやっています。経営とは、いかに会社の利益を増やして会社を安定させるか、また、その会社で働いている社員さんの生活を豊かにするかであります。
市町村の運営も一般の企業と同様で、少しでも多くの歳入と少しでも少ない歳出を考えなければなりません。
今、日本の各地の自治体はいずれの地区も財政難で厳しい状況です。それは、長引く不況の影響の為に税収が減り地方自治体の歳入が減った為です。また、少子高齢化が進み、医療費や介護にかかる社会保障費の割合が増えた為です。
このような現象は、これから先、益々拡大して行くと思います。嬉野市も若者が働く場所が少なく、都会へ出て行く為、若い世代の人口が年々減少して高齢化が進んでいます。
歳入は少なくなり、歳出は年々増えています。今、この町で一番大切な事は、出来るだけ無駄を省いて小さな財政計画を立てる事です。
みなさんは、財政再建団体と言う言葉を聞かれた事がありますか?財政再建団体とは地方の自治体が経営難を起こし、地域が赤字で転落して通常の業務が出来なくなる事です。
今、北海道の夕張市が財政再建団体として注目されています。以前の夕張市は炭鉱の町として大いに栄えました。人口も12万人以上いて、とても栄えていました。ところが現在は8212人まで減少しました。
夕張市の面積は763.07km。嬉野市の約6倍の広さがあります。夕張市はエネルギー政策の変更により、石炭から石油に代わり、20以上あった炭鉱が閉山になり、町の様子が変わりました。
その後、町は炭鉱の町から観光の町へと政策を変更しましたが、うまくいかず、2006年、負債額349億円で財政再建団体に成りました。この年の夕張市の歳入合計は222億円で、歳出合計は571億円。赤字額が349億円でした。この負債額を2027年までの20年間で返済しなければなりません。毎年約17億5千万円の返済額です。
その為に夕張に残った住民たちは、全国最低の行政サービスと、全国最高の市民負担を強いられることになりました。
夕張市に7つあった小学校、4つあった中学校は、それぞれ1校ずつに統廃合されました。図書館や美術館などの施設は軒並み廃止されました。また、公園は整備されなくなり、医療機関も縮小されました。下水道使用料は1.7倍になり、東京23区の約2倍に上がりました。その為に役場の職員の給与は40パーセントカットされ、民間の企業に勤めている人の給与も下がり、とても厳しい状況です。しかも日本一高齢化が進み、とても厳しい町になっています。
これは、夕張市だけの問題ではありません。全国どこの市町村でも第二の夕張市に成る可能性があります。
嬉野市も例外ではありません。
現在の嬉野市の借入金の合計額は、約125億円。年間の返済額は、約15億4千万円です。決して小さい数字ではありません。
今こそそのような事態にならない様に無駄を省き、いろんな物を見直さなければなりません。私は、現在の嬉野市の予算を一つづつ厳しく見直しして、無駄を省き、健全なる予算にします。
みなさんは市長の給与と退職金、高すぎると思いませんか?
現在、嬉野市の市長の給与は月額76万8千円です。
ボーナスは253万4400円です。
市長の退職金は一期四年で1536万円です。
一度、市長をやれば、四年間で6236万1600円の報酬があります。しかも退職金は四年ごとに1536万円もらいます。
私が市長に成りましたら、給与を八割カット。ボーナス0円。退職金0円でやります。すると、年間の給与は184万3200円で、四年間の給与総額は737万2800円です。
現在の、嬉野市の市長の四年間の報酬総額は6236万1600円ですので、その差は5498万8800円に成ります。
そのお金を市民の為に有効に使います。
現在嬉野市には特別職と言われる方が三名おられます。
市長 副市長 教育長の三名です。
三名の特別職の四年間の報酬は
市長 62,361,600円
副市長 46,329,600円
教育長 39,902,000円
です。合計で148,593,200円になります。
民間の平均年収は約300万円ぐらいですので、この金額で12名の人を雇用する事が出来ます。市長自らが身を切る改革をする事でいろんな物が見直しされると思います。
本来、政治家は、世の為、人の為につくす気持ちが最も大切です。そして、ボランティア精神で行うべきです。ところが高額の報酬をもらい、しかも、あってはならない企業団体から接待を受けたり、マイナイをもらったりしている政治家もいます。
今、この町で一番大切な事は、出来るだけ無駄を省いて、健全なる財政計画を立てる事です。そして、特定の組織からの応援をもらわず、しがらみのない政治を行う事です。
よく立候補者の選挙の公約を見ますと、あれもします。これもします。と、出来もしない事を並べています。
市町村の運営は、個人の企業と異なり、何かを決める時、議会の承認がなければ何ひとつとして決める事はできません。その様に難しい議案を、あれもやります。これもやります。と、選挙の時に言って票をかせぐ無責任なペテン師の政治家もいます。
従って、わたくしは出来ない事をいかにも出来る様に言って、市民をだまして選挙に勝とうとは思いません。
ですから、出来ない約束はいたしません。
私は今年で71歳になります、年をとっているから無理だと言う人もいます。また、私は目が全く見えません。「目が見えない者に、なにが出来るか?」と言う人も沢山います。確かに、目が見えない為に不自由な事もあります。
しかし、政治とは、目に見えるものだけを判断するものではありません。むしろ、見えない事を判断したり、決断する事の方が多いと思います。
ですから、目が見えない事は決してハンディーではありません。政治は町を思う心と、実行力が最も大切です。私は、物事を深く考えます。根気もあります。実行力では誰にも負けない自信があります。
今回、私を育ててくれた地元嬉野市に少しでも恩返ししたいと思い、次回の嬉野市長選に立候補致します。私は、日本で初めての、目の見えない市長に成る事を決意致しました。
例え目が見えなくても、いろんな人のサポートを借りれば「必ずできる?」と確信しております。そして、佐賀県の嬉野市に、全国で初めての、目の見えない市長を誕生させたいと思っております。
もし、私が嬉野市の市長に成る事が出来ましたら、佐賀県の嬉野市は目の見えない人でも市長が出来る。障碍者に優しい町として全国的に注目されると思います。
私は、全国放送のラジオ番組のパーソナリティーも15年間やっております。自らが嬉野市の広告塔となり、全国に嬉野市の魅力を発信して、嬉野市のPRが出来ると思います。
また、私には、歌があります。全国に多くの支援してくださる支援者の方もおられます。
きっと嬉野市の役に立てると信じております。
ページ上に戻る
|
|
|